お医者様のブログより

2010.02.09 Tuesday 21:18
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    こんなお医者様が近くに沢山いたら・・・・

    あちこちにいたらいいなぁ。




     http://www.h2.dion.ne.jp/~yamauch/TrainingEssey.files/TrainingEssey.html

    上記より抜粋



    (87)悪名高きセレスタミンを愛すMJ

    北東北の遅いスギ花粉ももう少しで終わろうとしている。でもまだ侮れない,スギ花粉に敏感な人だと連休明けまで症状は続く。これはスギ花粉を大量に浴びた ことによって鼻や目の過敏性が亢進して,今度はほんの僅かの花粉でも,いや花粉でなく単なる埃っぽさや温度の刺激で症状が出てしまうからである。この過敏 性亢進の症状はスギ花粉飛散の終了宣言の後も2週間ほど続く。

    わたしは花粉症に対してはセレスタミンという薬をよく使う。この薬を知っている人は顔をしかめる人もいるかもしれない。それは悪名高い 「ステロイド」を配合した薬だからである。あの医者は花粉症程度の病気でステロイド入りの内服薬を処方する不埒な野郎だ,あんな医者には行かない方が安全 だ,そう思っている人もいるかもしれない。患者以上に医者の方がそう思っている人が多いかも。

    そんなに悪名高い(?)薬をなぜ使うのかって?それは次の理由からである。

    (1)セレスタミン以外の内服抗アレルギー剤とは 歴然とした効果の差がある。
    他の一般的な抗アレルギー剤の効果とは雲泥の差がある。それは重い症状の人ほどはっきり分かる。ステロイドの効果はすごい。

    (2)花粉症は全身疾患である
    花粉症は鼻や目だけの病気ではない。喉,気管,皮膚など全身に症状が出ることが珍しくない。セレスタミンがあれば多くの症状が 一度に軽減される。普通の抗アレルギー剤に外用薬を併用すると非常に煩雑になる。

    (3)重症化してしまうとステロイド点鼻薬は効かな い
    ステロイドなら内服させずに点鼻薬で使う方法があるだろう,貴方がもしも耳鼻科以外の医者ならそういう意見を言うでしょう。し かし一度重症化した花粉症にはステロイド点鼻薬は効かない。多量の鼻汁は点鼻薬の成分を一瞬にして洗い流し,腫れた鼻粘膜は点鼻薬が鼻腔に入るのを阻止す る。少なくともステロイド内服によってある程度改善してからではないと効果が期待できないのだ。

    (4)値段が安い
    セレスタミンの値段は一般的な抗アレルギー剤の5〜10分の1(1錠11.9円,後発品なら6.4円)。これによって点鼻薬や 目薬が必要なくなればさらに薬代が安くなる。効果/薬代を計算すればセレスタミンは圧倒的です。薬代まで考えて処方しているのは開業医くらいでしょう。勤 務医で患者の薬代まで考えている先生は殆どいません。

    (5)患者が受診した理由を考え る
    医療用の一般的な抗アレルギー剤の効果は花粉症の市販薬の効果と大差がない。市販薬の効きが悪いから医療機関を受診したのに同 じような効き目の薬を貰って終わったのでは彼らは何のために来たのだろう。そう考えるのって普通だと思うけど。

    (6)私自身が重症の花粉症である
    スギ花粉症になってから20年間,花粉症の辛さを身をもって知っている。睡眠も妨害され生活することができなくなる。どんなに 身体に優しくても効かない薬など私はいらない。花粉症は確かに生命に影響のない良性疾患であるが,良性だから我慢できるだろうと考えているなら,あなたは 多分,重症の花粉症がいかに辛いものかを知らない。

    (7)ステロイドの副作用はまずない
    これがとても重要なのでしっかりと読んで欲しい。抗ヒスタミン剤成分の副作用である眠気やボーッとしたかんじ,口渇はあるが, この薬のステロイド成分によると思われる副作用を経験したことがない。それも当然でセレスタミン1錠にはプレドニゾロンに換算してわずか2.5mgのステ ロイドしか入っていない。1年続けて内服しても約1.8g,副作用の出現レベルと言われる3.0g/年にまだまだ届かない。ましてやわずか1ヶ月程度の内 服で ステロイドの副作用など起きようがない。驚くかもしれないがこの薬には小児用シロップまで存在しているのだ。この事実を知っている医者は驚くほど少ない。 ステロイド=悪という病気に罹患している医者は判断力が麻痺している。ただ単にステロイドを忌み嫌っているだけなのだ。もちろんステロイド使用に リスクがあるような疾患を持っている人には処方しない。小学生にも処方することがあるが重症な時期だけ3〜4日程度,中学生なら1週間程度まで。百歩譲っ て一時的なステロイドの副作用があったとしても,多くの抗アレルギー剤で起こる眠気による運転や日常生活中の危険のほうがよほど重大だと思うんだけど。俺 のバランス感覚の方が普通だと思うんだけど,変ですか?。

    以上が主な理由である。私は自信を持って処方しているのだが一部では風当たりは強いかもしれない。この薬の処方を受けた患者に 他の医療機関で「骨がぼろぼろになりますよ」と言われたのですが大丈夫でしょうかと聞かれたことがある。アホな医者に何言ってもだめだろう。量に関係なく 「ステロイド=悪」だからである。こんな医者は患者が酒を飲むと聞けばどのくらいの飲酒量かも訊かずに「肝臓がぼろぼろになりますよ」と言うだろうし,タ バコを吸えば喫煙本数の多少に関係なく「肺が真っ黒になりますよ」と,健康崇拝教の教祖様として恐ろしい言葉をお告げになるでしょう。ありがたや三流医 者。私は二流,私の勝ち。

    もしこのHPを見られた患者さんが私の医院を受診された場合に,セレスタミンを希望されない場合は「弱い薬でいいです」と言っ てください。ただ,弱い薬ならば市販薬と効き目に大差はないですよ。薬局で薬を買った方がましだと思います。(2006.4.26)
    category:いざと言う時の対処法 | by:nanahoshicomments(0) | -
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